💋歯科衛生士によるリップアートメイク症例|左右差・くすみ改善のデザイン設計と注意点

症例写真をもとに、歯科衛生士が行うリップアートメイクでどのような点を見てデザイン設計を行っているのか、また施術時にどのような点を意識しているのかを解説していきます。
今回は、私が実際に施術した症例をもとに、左右差やくすみへのアプローチについてご紹介します。
💡今回の症例のポイントは「左右差」と「くすみ改善」
今回の症例では、施術前の段階で、唇の左右差と色味のくすみが見られました。
唇はもともと左右差がある方も多く、完全に左右対称であるとは限りません。また、血色の出方や輪郭の見え方、口角の印象などによって、見た目のバランスに差が出ることがあります。
リップアートメイクでは、こうした元の唇の状態をしっかり確認したうえで、無理のない範囲で自然に整えていくことが大切です。
🔍施術前に確認したこと
デザイン設計では、ただ希望の色を入れるのではなく、まずは現在の唇の状態を丁寧に確認します。
今回特に見ていたポイントは、以下のような点です。
・左右の厚みや見え方に差があるか
唇は正面から見た印象と、実際の組織のつき方が必ずしも一致しないことがあります。どこが薄く見えるのか、どこにボリューム差があるように見えるのかを確認します。
・くすみの強さや色ムラがあるか
唇の色味には個人差があり、青みや紫み、茶色っぽさが見られる場合もあります。どの程度くすみがあるかによって、施術時の色の入れ方や考え方も変わってきます。
・輪郭がどこまで自然に見えているか
輪郭をどこまで整えられるかは、元の唇の形や組織の範囲を見ながら慎重に判断する必要があります。
✍️今回のデザイン設計で意識したこと
今回の症例では、患者様からできるだけ大きく見せるデザインをご希望いただいていました。
ただし、輪郭を無理に大きく変えるのではなく、元の唇の形を活かしながら、左右差をできるだけ自然に整えて見せることを意識しました。
リップアートでは、明らかなオーバーラインのような不自然なデザインは基本的に行いません。
一方で、皮膚に見える部分の一部にも唇の組織が含まれている場合があり、その範囲を見極めながら、自然に見える範囲で色素を入れられることがあります。
そのため、施術前のカウンセリングでは、患者様の「できるだけ大きく見せたい」というご希望を伺ったうえで、どこまで自然に整えられるか、どのような仕上がりを目指すかを丁寧にすり合わせることがとても重要です。
また、くすみが見られる症例では、単にピンクを入れるだけでは理想の発色にならないこともあります。
元の色味を見ながら、仕上がりの印象がより自然に見えるよう意識して施術を行いました。
⚠️リップアートメイクのデザインで注意していること
1.希望だけでなく、元の唇の状態を優先して考えること
お客様のご希望を伺うことはもちろん大切ですが、実際には元の唇の形や組織、色味によって、できること・慎重に考えるべきことがあります。無理に希望へ合わせるのではなく、自然で安全な仕上がりを優先して設計することが大切です。
2.1回で完成を目指しすぎないこと
アートメイクは、施術直後の見え方と定着後の見え方が異なることがあります。そのため、1回で完璧に仕上げるというより、経過も見ながら段階的に整えていく視点が重要です。
3.カウンセリングで認識を合わせておくこと
左右差の見え方や、どの程度の変化を希望するかは、お客様と施術者で認識がずれることがあります。仕上がりのイメージを事前に共有し、対応可能な範囲を丁寧に説明しておくことが大切です。
📸症例から分かること
今回の症例では、唇にもともと見られた左右差やくすみに対して、元の形を大きく変えすぎず、自然な範囲で印象を整えることを目指しました。
リップアートメイクは、ただ色を入れる施術ではなく、唇の状態を読み取りながら、その方に合ったデザインを組み立てていく施術です。
だからこそ、症例ごとに同じやり方ではなく、唇の形、色味、くすみの出方、ご希望のイメージに合わせて丁寧に設計していくことが重要だと考えています。
✨まとめ
リップアートメイクのデザイン設計では、左右差、くすみ、元の輪郭、色味の個人差など、さまざまな要素を見ながら進めていきます。
特に大切なのは、ただ希望に合わせるのではなく、元の唇の状態を正しく見極めたうえで、自然に理想へ近づける設計を行うことです。
今後も症例写真をもとに、実際にどのようなことを考えながら施術しているのかを分かりやすくご紹介していきます。
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